リサイクル

石炭を燃焼した後に残る「石炭灰」※1をリサイクル。
暮らしの身近なところで活用されています。

※1)石炭を燃焼させると約10%が灰として残ります。

フライアッシュ

石炭灰のうち、約90%は、粒子が非常に細かく燃焼ガスと一緒に運ばれます。
これらを電気集塵器などを使ってほぼ全量を取り除きます。取り除いた灰をフライアッシュと呼んでいます。

1. セメント原料

セメントは石炭石、粘土、けい石などの原材料を混ぜ、粉にし、焼いてつくられますが、フライアッシュはその成分の大半が粘土と同じであるため、粘土の代用品として活用されています。

2. コンクリート二次製品

JIS規格外フライアッシュを混和したコンクリート二次製品が国土交通省発注の日本海沿岸東北自動車道三瀬トンネルおよび小波渡トンネル構造物工事で活用されております。
また、山形県リサイクル製品に、山形県コンクリート製品工業協同組合庄内事業所殿が「フライピーシー」の製品名で認定を受けております。

クリンカアッシュ

ボイラーの中は1,000℃を超える高温の為、灰のうち10%程度は溶けてお互いにくっついてしまいます。くっついて大きくなった灰は、ボイラーの底に落ちます。これをクリンカアッシュ又は、ボトムアッシュと呼んでいます。

1. グラウンド

中層は表層からの浸透水の排水、表層への水分を供給するための保水、衝撃をやわらげるクッションの、保水性、排水性、弾力性が求められます。このことからグラウンドの中層材としてクリンカアッシュが活用されております。

2.道路・盛土材

クリンカアッシュは、室内支持力(CBR)試験で38%と非常に良好な値を示しており、この支持力を利用して道路工事の路床・路体盛土として活用されております。

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